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新しいライフスタイルのご提案





ナショナリズムからインターナショナリズム
インターナショナリズムからグローバリズム


人間社会は文明の発達につれて戦争、貿易、宗教などを媒体として国際社会が次第に形成されてくれようになりましたが、かつて交通手段の著しく未熟な時代には移動できる範囲中でそれぞれが独自の共同社会としての国家の概念を形成しているにすぎませんでした。

人、物、金、情報などが世界中を慌ただしくかけめぐり、成熟した国際社会が形成されている今日ですら、未だに国家と国家の利害による関係が基盤となり、まだまだ地球を基盤とした真の国際社会の認識が希薄です。

なぜ地球は一つのルールをもったグローバル社会(地球国家)にならないのでしょうか?

もしも、日本でミーティングをするとして、Aさんがイギリスから15分、Bさんがアメリカ本土から10分で来ることができるとしたら、そこに日米英の国家としての隔たりが生じるでしょうか。すぐ隣近所にいるようなAさんとBさんと私の間には、言葉や思想、生活様式などの違いはあっても国家としての隔たりは感じないように思います。しかし、残念ながら現在の交通機能ではAさんがヨーロッパから日本に来るには12時間ほどかかり、Bさんがアメリカ本土から来るには10時間ほどかかってしまいます。
つまり、現在の国家の概念とは人種や民族、政治の違いよりも地理的要因に大きく起因しており、地理的に隔離された国家(国境)という概念のもとに、それぞれが別々のルールを設け、お互いが利害関係によって結ばれているにすぎないと考えられます。

そもそも私はなぜ日本人なのでしょうか?

私は日本の国土の上で日本国籍の両親のもとで生まれたという理由だけで日本人として認められ、日本のパスポートを所有しています。しかし、もし私の両親が渡米していてアメリカ国籍をとり、アメリカ国土の上で私を生んだのであれば、同じ血を引いた同じ人間であっても、私はアメリカ人になっていたかもしれません。

ユダヤ人とはイスラエルに住んでいるイスラエル国民をさすのではありません。ユダヤ教を信じている人間は、どこに行ってもどこに住んでいてもユダヤ人です。かつて日本を騒がせたオウム教信者は日本の国土の上に、建設省、文部省、外務省のような自分たちだけの勝手なルールを作り上げました。彼らは日本人である前にオウム人であったのかもしれません。三菱商事の方々などは世界中どこへ行っても商社マンとして活躍しています。彼らは日本人としての意識よりも三菱人としての意識が高いのかもしれません。つまり、そこには国境の概念がなく、ひとつのコンセプトが地球を結んで共通のルールを形成しているのです。アメリカには様々な人種、思想、民族が集まっているにもかかわらず、一つの国家としてのルールを形成しています。アメリカ的社会を拡大解釈すれば人種、思想、民族は違えども地球をひとつの統合体として共通のルールを形成していくことは決して難しいことではないでしょう。

インターネットの世界はボーダレス社会と言われます。

これまでは交通手段と情報伝達手段の未熟さのために、国家と国家の間に国境という地理的な概念が位置づけられていましたが、インターネットの出現は従来の枠組みを破壊して地球をひとつのルールを持つ統合された社会に変革する大きなチャンスであると確信しています。リアルタイムで世界各地と双方向で情報交換をしたり、ネットワーク社会を簡単に形成することができる時代には国境はもはやあまり意味をもたず、地理的な国家としての個別のルールよりも地球国家としての共通の認識が必要とされます。インターネットの普及につれて政治も、経済も、文化も仕組みが変わり、急速にボーダレス社会(地球国家)へと大きな変革をもたらすことでしょう。

最後に、私はアメリカやアジア諸国などへ旅行をするたびにパスポートという「通行手形」を持って出入国管理の長い列に並びながらいつも思います。 「いつになったら、まるで江戸時代の関所のようなこのシステムがなくなるのだろうか」
ヨーロッパではEUの発足と同時に、このような出入国管理の長い列はなくなっています。
いずれ、「国境のない地球」で行き来することができる時代が来る日はそう遠くない将来だと考えています。

私どもは、日本国内および世界各地の専門家をネットワークで結び、日本のパスポートを持ちながらスイスでお金を守り、香港で税金を払い、タイでロングスティをするような地球人としてのライフプランをご提案いたします。